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バイヤスカットした綿布を多数のヒダが付くように絞り込んで、中央を金具で固定した厚さ12〜16mmのバフです。綿布の枚数は16プライであるが、ヒダの数が多いほど剛性が高くなり、バラ綿バフ相当の軟らかさから、渦巻き綿バフ相当の硬さまでをM-0、2、4、6、8の5段階に等級化されています。研磨工程での選択としては、粗研磨、中研磨にはM-4〜8を、仕上げ研磨にはM-0〜2が使用されます。
このようなヒダを形成したバイヤスバフは次に示すような特性があり、バイヤス綿バフは手動研磨、自動研磨での粗研磨から仕上げ研磨まで広範囲のバフ研磨に適用できます。
1) |
バイヤスタイプのため寿命が長い。 |
2) |
中心部から周縁部へ空気が抜けるため、空冷効果があります。 |
3) |
ヒダ状表面のためバフ表面積が大きく、研磨剤の保持性能が良い。 |
4) |
M生地を使用するものとC生地を使用するものがあります。 |
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○ヒダ面の拡大 |
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バイヤスカットした綿布をヒダを付けて縫い合わせ中央を金具で固定したバフです。バイヤス綿バフより、当たりが軟らかく、全ての材質の仕上げ研磨に使用できるが、特に非鉄金属及び合成樹脂の仕上げに適しています。ヒダの状態から、ヒダの数が少ないバフを1号、ヒダの数が多いバフを2号としています。仕上げ研磨用としては、C生地を使用した2号Cバフが一般的です。 |
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○厚み約18mm
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ユニット綿バフの1種であるZバフは、ユニットをミシン縫いせずに放射状に固定したバフであり、研磨時の当たりが軟らかく、セクションラインが入りにくい特長があります。合成樹脂及び塗装面などの仕上げ研磨に適しており、特に広幅のカセットバフに構成すると均一な研磨面が得られます。C生地を使ったCZとA生地を使ったAZが一般的です。
剛性の順
CZ>AZ |
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○厚み約16〜18mm
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バイヤスカットした綿布を使用して、規則的なヒダを形成させて中央を金具で固定したバフです。ヒダのあるバフとしては、バフ外周面が平坦に当たりダレの少ない研磨ができ、切り粉が付きにくいことから非鉄金属の中研磨に適しています。M生地で4プライが標準です。 |
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○厚み約12〜15mm
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最高の光沢
厳選したフランネルを使用し軟らかい金属、プラスチックや塗装面などの高度のつや出しに用いられます。 |
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○厚み約15mm
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新生地を丸取りして、中央部のみを縫い合わせたバフです。綿布は20プライ(20P…生地20枚合わせのこと)でM生地、C生地が標準です。バフとしては、最も汎用的な形状であり、各種金属、合成樹脂などの仕上げ研磨に使用されます。
○種類: |
M―打込みの多い堅い綿布を使用。(M生地使用)
C―柔らかい綿布を使用。(C生地使用) |
剛性の順
M>C |
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○厚み20Pで約5〜6mm |
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新生地を丸取りして、中央部から渦巻き状に全体をミシン縫いしたバフです。綿布は、M生地20プライ(20P…生地20枚合せのこと)でステッチ間隔6o(2分目)が標準です。剛性の高いバフであり、中研磨又は狭い幅部分の研磨などに使われます。ミシン目の間隔によって、バフの硬さを変えることができ、研磨時のなじみ性、仕上げ程度によって調節します。他に剛性が高くなるステッチ間隔3o(1分目)のものもできます。 |
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○厚み20Pで約5〜6mm |
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最高の光沢
厳選したフランネルを丸取りして、中央部のみを縫い合わせたバフです。軟らかい金属、プラスチックや塗装面などの高度のつや出しに用いられます。
標準は10プライ(10P…生地10枚合せのこと)です。 |
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○厚み10Pで約12〜15mm |
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